ハチの巣は一年を通してあるわけではありません。スズメバチとアシナガバチは、春に女王蜂が単独で巣を作り始め、秋に新しい女王蜂を残して、それ以外は死んでしまいます。この一年のサイクルを知っておくと、いつ何をすればいいかが分かります。
月別カレンダー
| 時期 | ハチの状態 | やるべきこと |
|---|---|---|
| 4〜5月 | 越冬した女王蜂が単独で巣作りを開始。巣は3〜8cmと小さい | 建物の周りを点検する時期。この段階なら被害はほぼゼロ |
| 6〜7月 | 働き蜂が羽化し始める。巣が急に大きくなる | 気づいたらすぐ相談。作業が最も簡単な時期 |
| 8〜9月 | 働き蜂が最多。巣は最大サイズへ | 相談が最も多い時期。自分で対処しない |
| 10〜11月 | 新女王を育てる時期。攻撃性が一年で最も高い | もっとも危険。絶対に近づかない |
| 12〜3月 | 女王以外は死滅。巣は空になる | 空の巣の撤去、翌年に向けた予防処理 |
春(4〜5月)— 一番の狙い目
越冬から目覚めた女王蜂が、たった一匹で巣を作り始めます。この時期の巣は3〜8cm程度、働き蜂もいません。女王が一匹いるだけなので、リスクも費用も最小です。
この時期に建物の周りを一周して、軒下、戸袋、換気口、物置の中、庭木の内側を見ておくと、後々ずいぶん違います。とっくりを逆さにしたような小さな巣を見つけたら、それが夏の大きな巣になります。
初夏(6〜7月)— 急に大きくなる
働き蜂が羽化し始め、巣の成長が加速します。「先週まで何もなかったのに」と感じるのはこの時期です。実際には春から少しずつ作られていたものが、目に見えるサイズになっただけです。
この段階で相談いただければ、まだ作業は比較的シンプルです。
夏(8〜9月)— 相談が集中する時期
働き蜂の数が最も多くなり、巣も最大に近づきます。ご相談が集中するのもこの時期です。庭を旋回するハチが目立つようになり、洗濯物を干すのも怖い、という状態になります。
この時期に市販のスプレーで対処しようとするのは、非常に危険です。巣の中に数百匹いる状態で刺激すると、一斉に出てきます。逃げ切れません。
秋(10〜11月)— 一年で最も攻撃的
新しい女王蜂と雄蜂を育てる時期に入ります。群れの存続がかかっているため、巣を守る意識が一年で最も強くなります。夏なら何もされなかった距離でも、秋には襲われることがあります。
また、この時期は餌が少なくなり、働き蜂が広範囲に飛び回ります。巣の近くでなくても、庭や玄関先でハチと鉢合わせる機会が増えます。
冬(12〜3月)— 巣は空になる
新女王だけが土の中や朽ち木で越冬し、働き蜂と旧女王は死にます。巣は空になり、翌年に再利用されることはありません。
ただし、空の巣を放置すると別の虫が住み着いたり、劣化して落下したりします。高い場所にあるものは、この時期に撤去しておくと安全です。冬は作業のリスクがないぶん、落ち着いて対応できます。
あわせて、翌年に同じ場所に作られないよう予防処理をしておくと効果的です。一度巣ができた場所は、条件が良いということなので、翌年も選ばれやすくなります。
横須賀・逗子は年中無休で受け付けています
当店は年中無休7:00〜20:00で受付、当日施工が基本です。春の小さな巣の相談も、秋の大きな巣も、冬の空巣撤去も承ります。時期に関わらず、見つけたらお電話ください。